冬季オリンピックの中でも、抜群の人気を誇るのがスノーボード、いわゆるスノボと呼ばれる種目です。スノボは両足を板に固定した状態で雪の上をすべるスポーツで、いくつかの種目に分かれています。ジャンプのダイナミックさ、技の難しさを競う競技や、ハーフパイプと呼ばれる管を半分にカットしたような曲面で、ジャンプの高さや技の難易度を競う競技や、ゴール地点までのスピードを競う競技など、色々な競技があります。日本は優秀な若手が続々と出現していて、世界トップレベルの舞台で戦っている選手が多いです。

世界のスノボを長年牽引してきたのはアメリカ代表のショーン・ホワイトですが、日本の選手達はそのショーン・ホワイトを超えようとしています。スノボは年々技のレベルが上がっていて、ジャンプのダイナミックさも増しています。単純に大きく、高く飛べば良いというものではなく、技の完成度や着地の綺麗さも加点の対象となります。オリンピックでメダルを取る選手は、技の難易度も高いですが、完成度も高いです。

スノボは雪があるところでしかできないスポーツなので、大会も世界各地で行われます。なので、選手達は飛行機移動が多く、大会出場のために世界を転々とすることも珍しくないです。飛行機での移動というのは思っている以上に疲れやストレスがたまりやすいので、世界トップクラスの選手の中には旅行客が乗る飛行機を使わずに、プライベートジェットを使う選手もいます。